「仏陀再誕」の覚念のモデルは真言宗の覚鑁?

 昨日のエントリーで、「覚念のモデルは日蓮?」と書きましたが、mixiの方で情報を頂きました。「覚念のモデルは覚鑁(かくばん)ではないか」と。

 それで少しググってみたところ、幸福実現党前川謙一氏のブログにて、「黄金の法」(大川隆法著)からの以下のような抜粋を見つけることができました。

>>  確かに、即身成仏論には、本覚思想に同通し、噸悟的な悟り感覚へと導く危険な面があります。真言密教の流派の中で、後世、この危険なワナにはまったのが、後に興教大師(こうきょうだいし)とも言われた覚鑁(かくばん)(1095年――1143年)です。彼は、当時は流行(はや)っていた浄土信仰と真言密教の融合をもくろみ、真言を唱えるだけで即身成仏できるとする急進的な密教念仏を推進しました。一時は、鳥羽上皇(とばじょうこう)の後援をうけて、勢力を急拡大しましたが、金剛峯寺側に武力でもって追放され、和歌山の根来(ねごろ)に逃れて、無念の死を迎えました。新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の祖とされ、密教系の人々からは高く評価する声もありますが、現実は、地獄に堕ち、悪魔として暗躍を続け、現代でも、「真如苑(しんにょえん)」、「阿含宗(あごんしゅう)」という二つの密教系の邪教団を支配しています。

 ポイントは2点。覚鑁が念仏を推進したとしている点。ここから「覚鑁+念仏」で覚念。そして、阿含宗などの新興宗教団体を支配しているとする点が劇中の操念会に被ります。

 創価学会(や池田さん)は超能力は使いませんが、阿含宗は超能力をウリにしており、真如苑も霊能力?(詳しくは知らないです)を扱っているらしいので、劇中の操念会のモデルはこの辺りを含んだ「新宗教全般」といった感じかもしれません。組織の規模とかネーミングとかはやっぱり創価学会な感じなので、「いろいろモデルにしてるけど創価学会色が(創価学会知名度が高いこともあり)前面に出ている」といった感じでしょうか。

 ちなみに覚念というのは曹洞宗にもいますが、こちらはあまりメジャーじゃないですし、劇中のキャラとの関係性も薄そうなので名前はもじっているのだろうと思われます。


>> 私のパソコンの動作速度が速くなると、腹立つ悪魔がいるようです。覚鑁(かくばん)という声が聞こえた。
>>
>> 私のパソコンをフリーズ気味にしたがる悪魔がいるように思える。
>>
>> パソコンを重たくすることで、仕事のスピード(処理速度)を遅くし、私を苛つかせたがる悪魔がいるようです。

 ところで、前川氏のこれはなんだかスゴイですね……。覚鑁の魔の手はこんなところまで……!